al marの庭のはなし

11月に入りました。前回6月からの久々の投稿です。
当店は昨年6月にオープンしましたが、その数か月前の2月に
庭を作りました。
それから、1年以上が経った今、樹木が成長しましたねえ。
結構来る人を楽しませてくれるまでになったと思います。
ちょうど5月くらいからでしょうか。植物がぐんぐんと育ち始めました。
この頃からそれをよくお客様に指摘されるようになりました。
南国奄美の植物成長力恐るべし。
知識のない者でも植物はお構いなしに成長してくれます。
しかし同時に植物が大きくなるにつれ、問題が発生しました。
思ったより成長し、スペース的に収拾がつかなくなってきたんです。
そういった植物は根っこを抜いて撤去する羽目に。
せっかく育てた植物を掘り起こし場合によっては処分するというのは
悲しいことです。しかし奄美の植物の中には旺盛な繁殖力を持つものが
少なくありません。今やっておかなければ将来もっと困ることになるのです。
家は3回建てないと納得するものが出来ないと言われます。
庭も何度か作ってみないと思い描くものは出来ないのかもとふと思いました。
成長したときに、それぞれの植物が美的に調和し生い茂る生命力を感じる
庭を作るには、植物の特性を知り、美しく配置し、地道な手入れを怠らない
そんな力が必要な気がします。正直うちのはそれらを欠いた、手に入った
植物を無計画に植えた結果のようなお庭です。
それでも来訪者が褒めてくれるのは、植物自身が放つ力強い生命力を
感じて下さっているからでしょう。
さて、これからの庭ですが、まだまだ野望はついえていません。
先だっても無謀にもタビビトノキを植えてしまった。。。
al marの庭は、選手交代もありながら不思議な進化を遂げていくことでしょう。
年齢で言うとまだまだ3歳児くらいの庭です。
来店された方々に楽しんでもらえるよう、食事同様、情熱を込めて作って参ります。
最後に、庭いじりを始めて、自分の特異な能力に気が付きました。
それは、私が植木に水をやると、その後必ず雨が降るというもの。
副業で雨降らし屋でも始めるかと、少し真剣に考えている今日この頃です。

